就職に英語は必要です!理由とこれだけは取っておきたい資格とは?

「これから就職に備えて英語の勉強をしてみようかな」
「なぜ就職では英語が必要と言われているんだろう?」

現在就職活動をしている方、これから就職・転職しようと考えている方の中には「英語」が気になっている方もいるかもしれません。

昨今のグローバル化の波により、英語の需要は高まっています。

今回はまず、なぜ就職で英語が必要なのかを
①グローバル化
②英語が必要だというデータ
③学校の教育プログラム

の3つに分けて解説した後、就職に備えて取っておきたい資格を厳選して2つ紹介します。

ぜひ最後までご覧になってください。

なぜ英語が必要なのか

まず始めに、就職で英語が必要な理由を

①グローバル化、②データ、③学校の教育

これら3つの視点から解説します。

これを読むと、英語を必要とする世の中の様子が見えてきます。

グローバルな世界になりました

グローバル化という言葉をよく耳にするようになりましたね。

ヒト・モノ・カネ の三大要素が自由に行き来できるようになってグローバル化は進みました。

日本企業の海外進出、逆に海外の企業が日本に入ってくることもあります。

海外からの観光客も増え、2025年には大阪で万博が開かれます。

私が京都の観光地でアルバイトの応募をしようとしたところ、応募条件に「留学経験が〇ヶ月以上ある方、TOEIC スコア700以上、もしくは英検準1級以上を取得している方」と書かれていました。

結局スコアが足りず応募できなかったのですが、「英語って必要なんだな」と思う出来事でした。

アルバイトですらこのような条件を設けられることがあるのですから、就職で英語が必要とされるのも納得できます。

データで見ると・・・

今回は、TOEICを主催している国際ビジネスコミュニケーション協会の、英語活用実態調査2019(企業・団体ビジネスパーソン)のデータを参考にします。
●詳しいデータはこちら●
https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/katsuyo_2019/pdf/katsuyo_2019_corpo.pdf

今後のビジネスパーソンにとって重要な知識やスキル 第1位
英語 82,6%

社員や職員に不足している・今後強化する必要がある知識やスキル 第1位
英語 67,0%

また、会社内の英語の使用状況は、

英語は海外との取引がある部署だけで使われる
現在 61,0%     3年後 38,3%

人材採用時、配属部署や異動時に一定の英語力が求められる
現在 18,0%     3年後 36,7%

という結果になっています。

私の友人で、地方の魚市場で働いている人がいますが、総合職でも営業職でもないのに輸出の関係で海外への出張がたまに入ると話していました。

就職すると、いつどこで英語が必要になるかわからない状況になっています。

学校の教育改革が行われました

少し前、文部科学省が英語の授業や受験の内容を変えると発表し、話題になりました。

この発表に伴い、学校の英語の授業の様子も変わってきています。

  • 小学校
    2020年からは、3・4年生は「外国語活動」という授業が導入されます。
    内容は、話す・聞くが中心で、英語に親しむ時間が設けられます。

    5年生からは、国語や算数と同じように「英語」という科目が追加されます。
    4年生までの話す・聞くに加えて読む・書くも勉強することになります。

  • 中学校
    中学校から、英語の授業はオールイングリッシュで行われます。
    これは大きな変化です。

    さらに覚える単語や文法の数も増加します。
    覚える単語の数は、今まで1200単語だったのが、今後は1600~1800単語に。
    文法は、今までは高校で習っていた現在完了進行形・仮定法を、これからは中学校で習うことになります。

  • 高等学校
    高校でも授業はオールイングリッシュです。
    そしてさらに、ディスカッションやプレゼンテーションなど、英語を使って自分の考えを発信する機会が中学校よりも多くなります。

    大学入試でも変化が見られます。
    今までは、読む・聞く に特化していた大学入試ですが、今後はこれに書く・話す も追加されます。英語の技能を総合的に評価するようになります。

学校の授業の内容もかなり濃くなっています。

これらのことから、英語の必要性が高まっていることがご理解いただけたかと思います。

次は、就職するにあたってこれだけは取っておきたい英語の資格を紹介します。

これだけは取っておきたい資格厳選2選!

英語の資格には多くの種類があります。

受験向き、留学向き、就職向き などなど...

さらに就職向きの資格は、就職する全ての人におすすめの資格から、外資系企業や通訳など専門的なレベルの資格まで様々です。

今回は数ある英語の資格の中から、「これだけは取っておきたい!」という資格を厳選して2つ紹介します。

実用技能英語検定

「英検」という名前で知られているこちらの資格。毎年3回試験が行われています。

最近では受験向きの資格という意見も耳にしますが、実際はそうでもありません。

2級の難易度は高校卒業程度なので就職に有効と言い切れませんが、準1級1級は履歴書を見た人が「おっ!」と思う難易度です。

以下、それぞれの試験内容です。

準1級1級 
検定料8,400円10,300円
難易度大学中級程度大学卒業程度
一次試験リーディング 41問
ライティング 1問
リスニング  29問
リーディング 41問
ライティング 1問
リスニング  27問
 試験時間約2時間5分約2時間20分
二次試験面接(約8分)
面接官1人
面接(約10分)
面接官2人

表を見ると試験内容はほとんど変わりませんが、問題文の長さや難易度が異なります。どちらも歴史や芸術から環境問題についてなど、幅広い話題が出題されます。試験勉強では専門用語もチェックしておきましょう。

※試験内容などは変更されることもあるので、受験前に公式ホームページで確認してください。
公式ホームページはこちら!→ https://www.eiken.or.jp/

TOEIC

「就職」と聞いたらTOEICを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

先ほど紹介した実用技能英語検定よりも、メールのやり取りや、会議の音声のリスニングなど、ビジネスに特化した試験内容になっています。

ほぼ毎月試験が行われており、午前受験か午後受験かを選ぶことができます。

受けたいときに受験しやすいところが特徴です。

TOEICと一言で言ってもたくさんの種類があります。

  • TOEIC Listening & Reading Test
  • TOEIC Speaking & Writing Tests
  • TOEIC Speaking Test

一番よく聞くのは一番上の TOEIC Listening & Reading Test です。
どれを受けるか迷った方は、まずは TOEIC Listening & Reading Test を受けてみましょう。

それぞれの試験についてまとめてみました。よろしければ参考にしてください。

Listening &
Reading
Speaking &
Writing
Speaking
検定料6,490円10,450円6,930円
最高スコア990点400点200点
試験内容リスニング  100問
リーディング 100問
スピーキング 11問
ライティング 8問
スピーキング 11問
試験時間リスニング  約45分
リーディング 約75分
合計 約120分
スピーキング 約20分
ライティング 約60分
合計 約80分
スピーキング 約20分

※もっと詳しく知りたい方は公式ホームページをチェック!
 https://www.iibc-global.org/toeic.html
 「特集・スコア活用」の所に、今の自分が目標にしたら良いスコアを算出してくれるアンケートがあります。

大学のキャリアセンターではTOEICの受験が推奨されますし、求人条件では「TOEICのスコア○○以上の方を募集」と書かれていることもあります。

●受験料が高いと思った学生さん●
学校 もしくは 大学生協を通して受験の申し込みをすると学生割引が受けられるかもしれません。
公式サイトで申し込む前に確認してみてください!

「自分のやりたい仕事に就ける可能性を高めたい!」
「自分ができる仕事の幅を広げたい!」

という方はぜひ高スコアを狙ってみてください!!

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は、始めに英語が就職で必要な理由を

①グローバル化、②データ、③学校の教育

という3つの視点から解説した後、おすすめの資格を2つ紹介しました。

おすすめの資格は、

実用技能英語検定TOEICです。

この記事が皆さんの就職活動に少しでも役立てたら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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