「こうすれば英語が覚えられる!」という本が巷にあふれていますよね。でも、どの本を読んだらいいの?と迷っている人に朗報です!手っ取り早く英語を覚えたい!という大人向けに、「これを読んだら最短コースで英語学習が進む!」というスゴイ本を7冊紹介します。
1.(文法編)『カラー改訂版 世界一わかりやすい中学英語の授業』
英語をイチから復習しなおしたいならまずこれを読め!という本です。
しかも、中学校時代の教科書を引っ張り出すより、ずっと効率よく中学英語が復習できます!
まず、中学の教科書より、覚えなきゃいけないルールが減ります!
中学生の時、
「『on』は『上』のことだよ」
と教わりましたよね?
その上で、
「The clock is on the wall. 」(壁に時計がかかっています)
という文を見せられて「あれ?」と思ったことはありませんか?そして、
「基本的には『上』だけど、壁にくっついてる時もあるんだよ」
と二重にムダな丸暗記をさせられたことは?
この本では、
「on=くっついている」
などと、「ネイティブの気持ちになって考える」方法をやさしく教えてくれます。
「な~んだ、そうだったんだ。簡単じゃん」とすっきり中学文法を理解できるでしょう。
そして、この本は「大人の強み」を生かして中学文法を復習できます!
中学校の頃より、大人になった今の方が、段違いに「日本語力」が上がっているはずです。
中学校では、
「名詞が最初に出てきたときはa, 2回目に出てきたときはtheをつける」
と教わりましたよね。
でも,大人には、
「aは『具体的なパイナップル1個(どれでもいいから1個)』に使い、theは『共通認識』(みんなで指させるときに)に使います。」
と言ってもらった方がわかりやすいはずです。
この本を読み通せば、挫折することなく、最短で英語学習のスタートが切れるのでオススメです。
2.(文法編)『高校の英文法が1冊でしっかりわかる本』
中学英語をおさえたら、次はこの本です。この本も「ムダな丸暗記をさせる」のではなく、「生きたルール」を解説してくれます!
例えば、
「過去形のキーワードは”距離感”」
なんて、中学校の頃は全く教えてくれなかった話が出てきます。
でも、それを教わると、なぜ
「Can you tell me the way to the station?」
の丁寧語が、
「Could you tell me~?」
になるのか分かってきませんか?相手と距離があるからです。
これを応用すると、高校の時苦手だった「仮定法」まであっさりイメージできるようになります!
そしてあの「現在完了」も、
「継続用法、経験用法、完了・結果用法」
なんて意味不明な丸暗記をしなくても、
「過去から始まって現在に影響を与えるイメージ」
と覚えるだけで済みます!
ここでは説明しつくせない魅力でいっぱいの本です。ぜひ読んでみてください。
3.(文法編)『英文法をこわす』
文法を真面目に勉強するだけなら、上の2冊だけで充分です。
でも、この本は、私が「スゲエな!」と衝撃を受けた本なので紹介させてください。
この本こそ、上の2冊で紹介されている「ネイティブの気持ちになれる本」の元祖だと思います。
NHKの英会話で有名な大西泰斗先生の本です。
テレビではニコニコ優しいイメージなのに、すごく衝撃的なタイトルですよね。
「『very』に比べて『so』はかすかに『尾を引く感触が残っている』」
「『must』と『have to』では前者に非常に高い圧力を感じる」
など、独特の力強い語り口調で、上級者ならグッとくる本です。
英語がよくわかるうえに、英語学習がもっと楽しくなりますよ。
4.(単語編)『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』
この本もまた、単語をたくさん覚えるムダな労力が省ける本です。
語源というととっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、単語帳に一語一語書くより、語源で分解して考えたほうが100倍効率的です!
例えば、「spect」は「見る」という意味です。
・「re」は「後ろ」
・「ex」は外
・「in」はもちろん「中」
・「pro」は「前」
こう区切って考えると、
・「re-spect」は「後ろを振り返ってみるほど価値のある人」
・「ex-pect」は「部屋の外を見て待つ」
・「in-spect」は文字通り「工場などの中を見る」
・「pro-spect」は「10年後どうなっているか、前を見る」
とイメージができます。
「re」「ex」「in」「pro」は、ほかの単語にも応用可能なので、 覚えなきゃいけない単語が確実に減りますよね。
今説明したような内容が、なんと4コマ漫画を読むだけで覚えられます!
歴史の授業でも、「1467年に応仁の乱」「1600年に関ケ原の戦い」と丸暗記するより、そこでどんなドラマがあったかマンガ化されたものを読むと、強烈に印象に残りますよね。
遠回りなようでめちゃくちゃ近道ができる本です。ぜひオススメします。
5.(単語編)『英語を英語で理解する英英英単語 初級編』
単語をある程度把握したら、次のステップです。
この本は、最初はとっつきにくいかもしれません。
分類としては単語帳となっていますが、リーディングの練習のとっかかりとしても最適です。
英語を英語で説明されると、英語で考える脳が身に着きます。
英語で考える脳を身に着けると、英語力は飛躍的に伸びます!
そして、一度英語で考えるクセがつくと、そのクセは一生残ります!
英語で考える脳を手に入れるには、英字新聞を英英辞典で読むのがオススメなのです。
でもそれはまだハードル高い……という方は、この本をペラペラめくってみましょう。
例えば「Chance」を見ると、
Chanceとは、「an opportunity to do someone something 」なんて、
「opportunity」というもっと難しい英語が使われていた、なんてことはザラにありますが、そうしたら「opportunity」をお手元の和英辞典で調べる。そうすると、ただ
「opportunity=機会」
と覚えるより、ずっと印象に残るはずです。
一粒で二度おいしい単語帳です。初級編をクリアしたら中級編もオススメです。上級編・超上級編もありますが、そちらはよほどの英語マニアでもない限り、そちらは必要ないと思います。
6.(英会話編)『世界一わかりやすい英会話の授業』
またもや「世界一わかりやすい」シリーズですみません。でもこれ、学校で習わなかった、生きた英語が満載で、しかもとってもわかりやすく解説されてるんです!
中学校・高校で習った英語の例文は、生きた英語ではありません。
そんな英語で話すのは、堅苦しい本の言葉で話すようなもの。
通じないわけではないですが、いつまでも外国人と仲良くなれません。
そもそも外国人の側から見たらありえない表現過ぎて、一瞬何を言われてるかわかりません。
本書に載っている
「Come on!」
なんて表現は英会話で相当使えます。
「こっちに来い」
という意味ではありません。
「おいおい、勘弁してくれよ」
と、相手が冗談を言ったときに使う表現です。こういう表現が使えたら、外国人と急接近できます!
そして、単なる使える表現がずらーっと並んでいるだけの本ではなくて、「日本文化と英語の世界での違い」などがわかりやすく解説されています。
そのため、今までなじみのなかった表現もすっと納得できます。これ一冊で、あなたの英会話力がグッとアップします!
7.(英会話編)『英会話1000本ノック 入門編』
英会話に必要な知識を得たら、次は実践編です。
やっぱりたくさんおしゃべりしないと英会話は身に付きません。
でも
「英会話を練習しようにも、緊張して言葉が出てこない……」
という人は、この本で練習してみましょう。スティーブ先生と会話を楽しむつもりで話しているうちに、どんどん英語が口から出てくるようになります!
5級から1級のレベルアップ式になっているので、モチベーションもキープでき、挫折知らずで英会話能力をゲットできます。
この「英会話1000本ノック」シリーズはほかにも「ビジネス編」「本番直前編」などたくさんのシリーズが出ていて、人気のほどがうかがえますね。
アマゾンのレビューでも、「英語の瞬発力が身につく!」「考えなくても口から英語が出てくるようになる!」とうれしい効果が続々報告されています。
まとめ
いかがだったでしょうか。英語学習のゴールデンルートは、必要な文法と語彙を把握し、そのうえで実践すること。この記事では、そのゴールデンルートを一番簡単に・ラクに突破できる本を紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございました。皆さまの英語学習が大成功しますように!
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