「習ったことを定着させるにはどうしたらいいんだろう」
「英語力を鍛えたいけど、問題集を解くのは気が乗らないな」
皆さん、一度はこのように思ったことはありませんか?
英語の勉強は、始めに単語と文法を覚えて、次に練習問題で確認して、最後に和訳・英作文をするという流れが普通ですが、それだけだと飽きてしまいます。
学習の流れがパターン化してしまうので、勉強したことが定着したと実感しにくくなります。
それに、単語帳や問題集ってなんだかお堅い感じがして、前もって「今から勉強するぞ」と気持ちを作っておかないといまいち集中できませんよね。
今回は、勉強したことを定着させたい&問題集を解く以外で英語力を身につけたい人必見の、自分ノートを使った勉強法をご紹介します。
自分ノートとは?
自分ノートは、あなた自身が作る自分だけのノートです。
何を書くか、文章量はどうするか、ページの使い方など、全て自分で決めることができます。
学校では、「真ん中に線を引いて、左側は英文、右側は和訳を書きなさい」と指示されることがありますが、自分ノートでは気にする必要がありません。
「こう書いたらわかりやすいな」
「この文法を重点的に強化したいな」
というように、目的に合わせて学習を進めることができます。
自分ノートは、自分であれこれ考えて調べ、工夫しながら作るものなので、無意識のうちに多くのことが身につきます。
例えば、あなたが「料金」という意味の単語を調べるとします。
すると、サービスの利用料・手数料は charge、商品の価格ならpriceというように様々な単語が出てきます。
それらの単語の解説を読んで、自分ノートにまとめていくことで、自然と頭の中が整理されます。
このように、自分ノートを作ることは、勉強したことを定着させるのに有効な方法なのです。
自分ノートの使い方
先ほどの「自分ノートとは?」では、単語や文法を勉強するときの自分ノートの使い方を例に挙げました。
ですが、学校の勉強の延長のような内容だと気が乗らないこともありますよね。
自分ノートに何を書くかはあなたの自由です。
ここでは、自分ノートの使い方を3つ紹介します。
日記
まずは、定番の日記です。
やることは簡単!
日付と文章を英語で書くだけです。
いきなり長文を書こうとすると疲れてしまうので、最初は、「今日の出来事を1つ」と「感じたこと・自分が思ったこと」を3文ぐらいで書いてみてください。
箇条書きでもかまいません。
単語や文法を調べながら書くことになるので、たった3文といっても少し時間がかかると思います。
慣れてきたら5文、ノートの半分、というように文章量を増やしていきましょう。
日記を書くことが習慣になる頃には、書きたいことがたくさん出てきて、「もっと書きたいのに単語や文法がわからない!」と、もどかしくなるかもしれません。
その気持ちをバネにすると、英語力が急速に伸びます。
自分ノートで何を書くか迷った時は、日記を試してみてください!
歌詞・映画のセリフの英訳
まるで翻訳家みたいですね。
「いきなりハードルが高くない?」と思うかもしれませんが、中学高校の単語と文法を押さえたら簡単に書くことができます。
ですが、英文と日本語の文章を書くだけでは味気ないですよね。
そんな時はCDのジャケット写真を切り抜いたものを貼ったり、映画のワンシーンのイラストをノートの端に描いたりして、見るだけで楽しいノートを作りましょう!
また、歌詞・映画のセリフの英訳には、ニュアンスの違いを表現できるようになるという効果があります。
例えば、「好き」という意味の単語は「like」「love」以外にもたくさんあります。
「favorite」は「お気に入りの」という意味での「好き」ですし、「treasure」は普通「宝物」と訳されますが、動詞だと「(宝物のように)大切にする」という意味になります。
表現のバリエーションが増えますし、映画のセリフは口語的な表現が多く用いられているので、英会話の勉強にもなります。
歌詞・映画のセリフの英訳は、よりネイティブに近い英語を身につけるのに適した方法です!
好きなことを書く!
自分ノートの使い方は無限にあります。
例えば、毎日のスケジュールを全て英語で書く、好きなアーティストの情報を英語でまとめるなどです。
スケジュール表を英語で書くことで、普段から英語に触れることになります。
また、好きなアーティストや趣味の情報をまとめることは、学校では「○○について30語以上で書きなさい。」という問題が出題されたとき、仕事では海外向けに書類を作成するときに役立ちます。
簡潔に物事をまとめる力が伸びるので、いきなり「これについて書いて」と言われてもすぐに対応することができます。
自分の好きなことだととっつきやすいので、「問題集を解くのは気が乗らない」という方におすすめの使い方です!
おすすめのアイテム5選
大学ノートに書くだけでも十分効果はあります。
ですが、それだけだと普段の授業・勉強用のノートと変わりませんよね。
ここでは、よりわかりやすくノートをまとめるためにおすすめのアイテムを5つ紹介します。
ルーズリーフ
1つ目のおすすめアイテムはルーズリーフです。
ルーズリーフにはたくさんのサイズ・用紙の種類があります。
コンパクトサイズならA5サイズ、列を気にせず使いたいときは無地や方眼用紙を使うのがおすすめです。
また、自分ノートを書いていると、「このページだけ無地がいいな」と思うことが出てくるかもしれません。
大学ノートだと千切って貼るわけにはいきませんが、ルーズリーフだと組み合わせが自由です。
自分だけのノートをつくるのにおすすめのアイテムです。
バインダー・ファイル
ルーズリーフをまとめるだけでなく、資料を整理するときに役立ちます。
自分ノートを書いていると、ネットの記事をプリントアウトしたり、ちょっとしたメモを書いたりすることが増えます。
クリアファイルだと一枚ずつ取り出して確認しなければなりません。
そこで、バインダーに挟んでおくと、本のページを捲るように、パラパラとしただけで探している資料を見つけられます。
また、使う道具一式をファイルにまとめておくという使い方もおすすめです。
棚からファイルを取り出すだけで自分ノートを書くことができます。
「使いたいペンはどこに行ったの?」「ルーズリーフを隣の部屋に取りに行かなくちゃ」と、書くことを中断せずに済みます。
書きたいときにすぐに書くことができる、おすすめのアイテムです。
付箋
付箋にも色々な使い方があります。
今日はここから書くという目印になりますし、もう一度調べて確認したいところをすぐに見つけることができます。
最近では、用紙の全面に糊が付いている付箋をご存知でしょうか?
普通の付箋は端の1cmぐらいに糊が付いていますが、全面に糊が付いている付箋は、特に自分ノートを書くときに役立ちます。
ワンポイントアドバイスや強調したい内容があれば、付箋に書いたものを貼るだけで目立たせることができます。
全面に糊が付いているので、剝がれ落ちる心配がありません。
最近では四角形だけでなく、ハートや食べ物の形など、様々な種類の付箋が売られています。
自分が書いている自分ノートに合わせて使い分けると、楽しく書いたり見直したりできます!
カラーペン
黒と赤だけでは物足りないという方におすすめなのがカラーペンです。
色や太さを使い分けることで、読みやすい自分ノートを作ることができます。
例えば、赤は単語、青は文法、緑は定型句で書き込む、映画のセリフを英訳するときは、「楽しい」という表現は赤、「悲しい」という表現は青で囲むという風に色を使い分けます。
線の太さも使い分けることをおすすめします。
重要なことの下に太線を引いたり、ワンポイントアドバイスは細い線で囲んだりしてみましょう。
自分が「読みやすい」と思えるような自分ノートを作ってください!
辞書
単語や文法を調べるのに役立つのが辞書です。
単語の意味と、例文がたくさん載っています。
英和辞典は単語の動詞・形容詞・副詞ごとの使い分けが一度調べられるので、「この単語の形容詞は何だっけ?」と一から辞書を引き直す必要がありません。
和英辞典だと、ニュアンスの違いに合わせた英文の表現方法を簡単に調べることができます。
スマホで調べることもできますが、SNSやゲームに気が散ってしまうかもしれません。
紙もしくは電子辞書を持っておくと良いでしょう。
まとめ
今回は英語学習に役立つ「自分ノート」について紹介しました。
自分ノートは、あなた自身が作る自分だけのノートです。
何を書くか、文章量はどうするか、ページの使い方など、目的に合わせて作ることができます。
学校の勉強の延長のような使い方以外にも、
- 日記
- 歌詞・映画のセリフの英訳
として使うことができます。
好きなことを書いて良いし、使い方も自由なので、スケジュール表を英語で書くのもおすすめの使い方の一つです。
自分ノートを作るときにおすすめのアイテムは、
- ルーズリーフ
- バインダー・ファイル
- 付箋
- カラーペン
- 辞書
これら5つです。
自分ノートは、楽しみながら書くことが継続の秘訣です。
最初は無理しすぎず、3文ぐらいから始めてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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