MARCHが志望校に入っているみなさん、英語はどうですか?
MARCHの英語は、レベルが高いです。
ですが、しっかり対策を立てれば、クリアできないものではありません。
ここでは、MARCH狙いの学生にオススメの勉強法と参考書・問題集を紹介します。
MARCHの由来
MARCHは、「マーチ」と読みます。
主に都内を中心にキャンパスを構える有名私立大学の頭文字を組み合わせた呼び名です。
その大学とは、
- 明治大学(M)
- 青山学院大学(A)
- 立教大学(R)
- 中央大学(C)
- 法政大学(H)
です。
最近は、偏差値の近い学習院大学(G)をプラスして、「GMARCH」と表現したりもするようです。
MARCHは、私立大学の中でも難関大学と言われている大学で、人気が高いです。
MARCHの英語の特徴
まずは、MARCHの英語の特徴を説明します。
①基礎問題の比重が高い
MARCHの英語だからと、難問に手を出したり、応用問題に手を出したりする人もいるかと思います。
みんなが解けない問題を解けるようにしてライバルと差をつけようと思う気持ちもわかります。
しかし、MARCHの英語は、基礎から標準レベルの問題がほとんどです。
配点も基礎から標準レベルの問題の方が高いです。
英語が苦手な人は、中学生レベルの英語など基礎レベルの問題から始め、基礎レベルの問題を確実に解けるようにしていきましょう。
その後で、応用問題に取り組む方が効率的です。
②英語長文が合否を分ける
大学受験の英語は、英語長文の配点が大きいです。
MARCHも例外ではありません。
配点も高く、英語長文が合否を決めるとも言われます。
単語や英文法の勉強も、もちろん大切です。
ですが、英語長文の力は時間がかかることもあり、早めに対策を行う必要があります。
③学部によって難易度に差がある
MARCHは、学部によって問題の形式や難易度が異なります。
とりわけ、青山学院大学・明治大学・中央大学はそうです。
できるだけ早く受験したいと思う大学・学部の過去問をチェックしてください。
そして、過去問をもとに勉強の方針を立てるようにしましょう。
大学別の傾向と対策
続いて、大学別の傾向と対策について説明しましょう。
明治大学
全体的に英語長文の比率が高く、難しい文章も出題されています。
比較的オーソドックスな問題が多いです。
英語の基礎力がしっかりついていれば、合格点を狙えます。
ただし、情報コミュニケーション学部を希望する人は注意が必要です。
クセが強く、解きにくい問題になっています。
青山学院大学
青山学院大学の英語は、学部によって傾向やレベルが大きく異なります。
そのため、学部ごとの対策が必要になります。
「英語の青山」と言われるだけあって、どの学部も全体的に難易度が高いです。
とりわけ文学部英米文学科ではリスニング試験が課されることもあり、MARCHの英語の中でも最難関の一つと言えます。
立教大学
合格最低点は公表されていないですが、73~75%ほどが合格ラインだと言われています。
全てマーク試験です。
長文、文法、会話の3つがオーソドックスな形式で出題されており、比較的解きやすいです。
ただ、2021年以降は、文学部以外の学部では、独自の英語の試験を行わなくなります。
英検やTEAPなど4技能試験が必須になりますので、注意してください。
中央大学
学部によって、難易度が大きく異なるのが特徴です。
例えば、経済学部の英語は、比較的難易度が低く、MARCHの中で一番解きやすいともいわれています。
一方、法学部の英語は、記述問題が多くてレベルが高いです。
学部ごとに、それぞれ対策を立てるようにしましょう。
法政大学
全般的に難易度が高めですが、その分合格最低点が低いです。
法政大学は、学部や学科の数が多いので、難易度が低い穴場の学部・学科もあります。
そういう穴場を併願するのも一法です。
文法や語彙の出題が多いので、しっかり対策を立てましょう。
英語長文の比重が高く、読みにくい長文が出ることもあります。
英語長文のトレーニングもしておきましょう。
おススメの参考書・問題集
〈英単語・英熟語〉
システム英単語
英語が苦手な人は、こちらがオススメ。
基礎固めに使えます。
試験に出る形のまま単語を覚えられます。
英語が得意な人は、5章の多義語の章だけ勉強するのもオススメです。
DUO3.0
こちらは、もう少しレベルが高いです。
英文法やリスニングなども一緒に勉強でき、幅広い英語力がつきます。
上記の二つをしっかりマスターすれば、熟語帳までしなくても大丈夫です。余裕のある人や熟語力をつけたいのであればオススメです。熟語だけでなく短文読解などをしながら暗記できます。
速読英熟語
単語帳をしっかりやれば、追加で熟語帳までは必要ないかもしれません。
ですが、単に熟語を覚えるのではなく、短文読解などをしながら暗記できるのでオススメです。
熟語力をつけたいのであればどうぞ。
〈英文法〉
MARCHは英文法の問題がとても多いです。
たくさんの問題集に取り組むよりも、一冊の問題集をミスがなくなるまで復習し、完璧にするのがオススメです。
Next Stage(ネクステージ) 英文法・語法問題
定番中の定番で、多くの受験生から愛されている問題集です。
センター試験~MARCHレベルの文法を網羅しています。
MARCHの英語問題で頻出である会話表現もあります。
これを一冊勉強すれば、問題ありません。
ですが、量が膨大です。
まずは、文法・語法・イディオム問題から取り組みましょう。
直前期で時間のない受験生は、過去問を解いて、間違えた分野を重点的に勉強するようにしましょう。
頻出 英文法・語法問題1000
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こちらも、多くの受験生に愛されている問題集です。
ネクステージより若干レベルが高いです。
英語が得意な人にオススメです。
こちらをマスターすれば、英文法は怖いものなしでしょう。
英語整序問題精選600
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MARCHの中には、整序問題の出題が多い大学・学部があります。
希望する大学・学部の過去問をチェックしてみて、整序問題の比重が高そうであれば、こちらをやってみてください。
〈英語長文〉
MARCHの英語長文は、文章量が長いのが特徴です。
しかし、テーマや文章構造はそれほど難解ではありませんし、時間制限が厳しいということもありません。
一文一文を正確に読み進めるのが大事です。
世界一わかりやすい英文読解の特別講座
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英語の精読のトレーニングにオススメです。
とはいえ、いきなり文章量の多い英文に挑むのはオススメできません。
比較的短めの文章から、一文一文を読めるようにして、徐々にレベルアップしていきましょう。
英語長文ポラリス
1文1文の構文まで詳しく解説されている問題集です。
何となく英語を読むのではなく、正しいルールに沿って読めるようになります。
ポラリスのレベル2の難易度が、ちょうどMARCHと同じくらいのレベルなので、演習に最適です。
やっておきたい英語長文500
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長文の文字数が400~600語ほどで、基礎固めに最適の問題集です。
難易度は、MARCHと同じくらいのレベルです。
問題はわりと記述形式のものが多いです。
MARCHの英語で記述を問われる問題は少ないけれど、練習問題としてはちょうどいい問題集です。
英語長文速読トレーニング
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英語を読むのに時間がかかりすぎると感じている人にオススメです。
速読を身につけておくと、英語長文を読むのに余裕ができます。
問題集のレベルは、センター試験よりもちょっと上のレベルです。
構文の解説と指示語の具体的説明が載っているので、基礎的な構造や文法等を再確認することもできます。
過去問(赤本)
なんだかんだ言って、過去問以上に良い問題集はありません。
英語長文は特にそうです。
希望する大学・学部の過去問を解きましょう。
難しいと思う人は、センター試験の過去問からスタートするのがオススメです。
〈その他〉
英作文が出題される可能性がある大学学部が志望大学の場合は、簡単な英作文の問題集をやっておきましょう。
リスニングに関しても同様で、出題される可能性のある大学学部を志望する場合は、何かしら対策を立てる必要があります。
まとめ
私立大学の中でも難関大学とされるMARCHの英語なので、やはりそれなりの対策が必要です。
そこで、MARCHの英語問題の特徴とオススメの参考書・問題集を紹介しました。
MARCHの英語の特徴
- 基礎問題の比重が高い
- 英語長文が合否を分ける
- 学部によって難易度に差がある
オススメの参考書・問題集
〈英単語・英熟語〉
〈英文法〉
〈英語長文〉
この記事を参考に勉強し、見事合格を勝ち取ってください。
応援しています!
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