みなさんのお気に入りのディズニーソングは何ですか?
また、その曲を歌うことはできますか?
英語学習を手助けしてくれるツールとして欠かせないのがディズニーです。
中でも映画の作中に登場する音楽は、どの曲も耳に残りやすく、1度は聞いたことがあるような有名なものばかりです。
今回はディズニーの音楽を使った勉強法5ステップをご紹介いたします。
効率よく、楽しく、効果的に英語力が身につけられるような勉強法ですので、是非実践してみてください。
後半では、オススメの曲とその中に出てくる覚えておくと便利な歌詞を解説してみました。
時には自分でも歌いながらリズムに乗せて楽しく歌ってみましょう!
【この記事はこんな方におすすめ】
- 英語が上手くなりたいディズニー好きの方
- 歌いながら楽しく英語を勉強したい方
- 最近、英語学習のやる気が出ない方
ディズニー音楽での勉強法
その1:お気に入りの1曲を見つける
まずは自分の好きな映画から、好きなキャラクターからなど、どんな方法でも構わないので、お気に入りの1曲を見つけてみましょう。
特におすすめしたいのが、日常会話でも使えるようなシーンが入っている曲です。
例えば、後ほど紹介する「美女と野獣」にで歌われている「Be Our Guest」は食事シーンが舞台なので、実際に自分がレストランや食事シーンになった時に使えそうな単語やフレーズがたくさん盛り込まれています。
その2:1曲を何度も繰り返し、じっくり聞く
ディズニーの音楽はどの曲もキャッチーで耳に残りやすく作られています。
まずは、お気に入りの1曲を何度も聞いてみて、曲を「音」で覚えてみましょう。その際は、英語の意味や、細かい単語を意識しなくても大丈夫です。
大事なのは、「音で覚える」ということです。
その3:歌詞の意味を理解する
曲の音が覚えられてきたら、「実際にはどういう意味なのか?」を理解していきましょう。
例えば、有名な「アナと雪の女王」の有名なあの曲のサビは「レリゴ〜♪レリゴ〜♪」ですね。この音に慣れてきたら、実査に歌詞を見てみて、「Let it go」であることに気づきます。ネイティブスピーカーは「let」の「t」と「it」の「i」を繋げて発音します。「t」+「母音」はラ行になる傾向があるので、この場合は「ティ」ではなく、「リ」と発音することになります。
このように、まずは音で覚えてしまって、その後に実際にどう歌っているのかを確認することで、スピーキング力は格段に飛躍します。
その4:歌詞を覚えたら歌ってみる
もし歌うことが好きな方は、見よう見まねで歌ってみましょう。
曲を聴きながら合わせて歌ってみてもいいですし、私の場合は、お風呂やトイレでそのキャラクターになりきって歌っています。お風呂やトイレは誰もいないので、思う存分歌ってしまいましょう!(笑)
そうすることで、ネイティブに近い発音や、アクセントを吸収することができます。
その5:気になる表現を日常会話で使ってみる
ディズニーの音楽には、日常会話でも使えるフレーズがふんだんに盛り込まれています。
後ほど紹介する「I bet」や「You bet」も日常会話では「Hello」と同じくらい使える便利な言葉です。
また、ディズニーの音楽は子供も楽しめるように、下品なスラングや差別用語的なものは少ないので、実践で使えるフレーズばかりなのもメリットの一つです。
おすすめのディズニー音楽
ここまで、ディズニーの音楽を使った勉強方法を具体的にご紹介してきました。ここからは、私の個人的におすすめなディズニー音楽を3曲ピックアップしてみました。また、曲中の歌詞で使われている覚えてくと便利なフレーズや、実戦でも使いやすい英語表現を詳しく解説していきます。
Friend Like Me(実写版「アラジン」より)
「アラジン」は、主人公のアラジンがひょんなことから魔法のランプを手に入れ、どんな願いも3つ叶えてくれるというランプの魔人「ジーニー」に出会います。彼と共に、悪役ジャファーと戦ったり、プリンセスの「ジャスミン」に恋に落ちたりと、様々な冒険を繰り広げるという誰もが知るディズニーを代表する映画の1つです。
作中に登場する「Friend Like Me」はジーニーの初登場のシーンで自己紹介のような形で次々と出てくる魔法に合わせてポップな音楽と共にジーニーの気さくな性格が表現されています。
実写版ではウィルスミスが途中でボイスパーカッションを披露したりと、原作に劣ることのない最高のパフォーマンスを見せています。
- All you gotta do is rub that lamp. (あんたがすること、それはただランプをこするだけ!)
「All you 動詞 is 〜」で「あなたが(動詞)することは〜だけ」という意味になります。有名なフレーズでいうと、ビートルズの曲でもある「All you need is love(あなたに必要なのは愛)」などがあります。「rub」は「こする」という意味の動詞です。
- I’m in the mood to help you, dude.(あんたを助けたい気分なんだぜ、色男!)
「I’m in the mood to〜」は「〜したい気分だ」という意味になる海外でも使える超重要フレーズです。最後の「dude」は「お前・相棒・伊達男」など、男性同士でよく使われるスラングです。
- You ain’t never had a friend like me!(ぼくみたいな友達は2度と手に入らないよ?)
このフレーズがこの曲のキーフレーズといっても過言ではありません。最後の落ちサビではジーニーが何度も叫ぶので、注意深く聞いてみてください。
私がこの曲を初めて聞いた時に「ain’t」ってなんだ?と疑問に思った記憶があります。この「ain’t」は「am not / are not / is not / have not / has not」の全ての短縮された形だと覚えてください。「ain’t」はかなりくだけた表現なので、フォーマルなシーンで使用するのはあまりおすすめしません(笑)。
Part of Your World(「リトルマーメイド」より)
この曲は「リトルマーメイド」より、人魚の主人公「アリエル」が陸への憧れを歌った曲です。「もし、足があれば、陸に上がってあんなことやこんなことをしてみたい!」というような夢を胸を高ぶらせながら歌っています。気持ちの高ぶりが後半の曲の盛り上がりにも表れています。
- Legs are required for jumping, dancing.(跳んだり、踊ったりするには足がいるの)
「主語 is required for 〜ing」は「主語は〜するのに必要だ」という意味で、日常会話では、レストランなどで、「A reservation is required for that.(それには予約が必要です。)」などと使われることが多いです。
- Wouldn’t I love to explore that shore above?(遥か海岸の上の世界を冒険することが待ちきれないの)
「I would love (like) to 〜」で「〜したい」という表現になります。今回は、否定形+疑問形で否定疑問文という構文で歌われており、自分自身に疑問を投げかけているような表現です。つまり、「私は〜したいんじゃないの?」=「〜するのが待ちきれない」という意味に派生しています。
- Wish I could be part of that world.(あの世界の一部になれたらいいのになぁ)
この曲の最後に歌われるフレーズです。「that world(あの世界)」=「陸地の世界」を意味しており、「part of 〜」で「〜の一部」なので、「あの世界の一部になれたらいいのに」というアリエルの心からの願いが強く表れています。
Be Our Guest (「美女と野獣」より)
魔法をかけられて、さまざまな道具に変えられた白の住人たちが、城にはじめてきた主人公のベルを喜ばせようとダンスや豪華な食事でおもてなしをするシーンで流れる曲です。この曲では、「flatware(食器)」や「hors-d’œuvre(オードブル)」など食事シーンで使われる単語やフレーズがふんだんに盛り込まれていますので、実戦でも使いやすい曲になっています。
※その他食事シーンで使われるフレーズが知りたい方はこちら↓
食事シーンで使える英語表現をまとめた!これは教科書に載ってない!
- It’s all in perfect taste. That you can bet.(全てが完璧な味わいになっています。かけてもいいですよ)
「bet」の「賭ける」という単語はギャンブルやカジノなどのシチュエーションだけでなく、日常会話でも使えるとても便利なワードです。
例えば、「I bet.」は同意を意味します。「Yesterday’s Giants were awesome.(昨日の巨人戦は最高だったわ)」と言われたときに、「I bet.(そうだね)」というように、同意を表すことができます。また、「You bet」だと、「もちろん」、「どういたしまして」、「いいよ」などと様々なシチュエーションで使えます。海外ドラマでもよく使われるセリフですので、ぜひ覚えておきましょう。
- Til you shout, Enough! I’m done!(あなたがこう叫ぶまで「もう十分!お腹いっぱい!』って)
- Then we’ll sing you off to sleep as you digest.(そしたら消化してる間に歌って寝かしつけて差し上げましょう)
文頭の「till」は=「until(〜まで)」と同義です。「shout」は「叫ぶ」という動詞で、「I’m done」は「お腹いっぱい!」と言いたいときに使えます。この場合の「as」は接続詞で「〜の間」という意味で、「消化している間(または時)」という意味になります。
- Tonight you’ll prop your feet up. But for now, let’s eat up.(今夜、あなたは足をあげて寝るけどでも今は、食べあげちゃいましょう)
「prop your feet up」は「(椅子に座りながら)足を上にあげて寝る」という意味を持つフレーズです。単純に「eat」だけだと「食べる」だけですが、「eat up」にすると「食べ尽くす」というニュアンスに変わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はディズニーの音楽を使って、楽しく効果的に英語学習ができる方法5ステップをご紹介しました。
- お気に入りの1曲を見つける
- 1曲を何度も繰り返し、じっくり聞く。
- 歌詞を覚えたら歌ってみる
- 歌詞の意味を理解する
- 気になる表現を日常会話で使ってみる
また、後半では私の個人的なおすすめの曲をご紹介しました。
- Friend Like Me(実写版「アラジン」より)
- Part of Your World(「リトルマーメイド」より)
- Be Our Guest (「美女と野獣」より)
ディズニーの音楽は耳に残りやすく、老若男女問わず、誰もが楽しみながら英語に触れることができる最高のツールです。皆さんも楽しみながら英語学習を進めていきましょう!
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