「英語が苦手なのに、いつまで勉強しないといけないんだろう」
「今まで英語は苦手だったけど、大学生になったら克服したいな」
このように考えている方は多いのではないでしょうか?
近年のグローバル化によって、英語は必要不可欠なものになっています。
大学受験や大学の授業内容にも、ライティング試験の導入や留学を単位として認めるなど、グローバル化の影響が反映されています。
でも、苦手なものは苦手ですよね。
この記事では、そんな皆さんに大学受験と大学生活の攻略法を紹介します。
是非最後まで読んでいってください。
大学受験
「大学受験」と一言で言っても、今は様々な受験方式がありますよね。
今回は、AO入試・推薦入試・一般入試の3つの受験方式の焦点を当てて解説します。
志望する学校や学部によって試験内容・試験科目が異なるので、しっかり確認しておきましょう。
「情報量が多すぎて調べ方がわからない!」という方は、学校の先生や塾の先生に聞いてみましょう。
その道のプロなので、「こういうやり方があるよ」「この学校の推薦はどう?」など、相談に乗ってくれると思います。
受験方式
- AO入試
一番早く合否が出るのがAO入試です。
私の高校では、8月末に合格が決まった子がいました。
試験内容は、面接・プレゼンテーション・作文(小論文)であることがほとんどです。
AO試験で重視しているのは、受験生の志望理由と学校のアドミッションポリシー(大学が求める人物像)が、どれだけ合っているかです。
「うちの大学に入学するのはこんな生徒がいいな」という大学側の希望と合っているかどうかで合否が決まります。
英語を使うのは、外国語学部や国際関係学部ぐらいだと思われます。
「どうしても入学したいけど、英語は避けたい!」という方はAO入試を考えてみてはいかがでしょうか。
- 推薦入試
AO試験との違いはほとんどありません。
しかし、 面接・プレゼンテーション・作文(小論文) に加えて、学科試験が必須になることが多くあります。
文系学部なら国語・地歴政経、理系学部なら数学・理系科目を受験しますが、英語は文理関係なく受験するケースが増えています。
英語を避けて通ることは難しいでしょう。
試験内容は、穴埋め・並び替え・長文読解、マーク式・記述式など、学校によって大きな違いがあります。
また、一般入試よりも推薦入試の方が試験内容が難しいということもあります。
試験内容と難易度は、過去問を見るなどしてしっかり確認しておきましょう。
- 一般入試
一番よく見られる受験方式は、一般入試です。
学科試験のみで合否が判定されることがほとんどです。
受験性はみんな必死で勉強してきているので、一つ苦手な科目があれば致命的です。
他の科目でカバーできればいいのですが、うまくいくとは限りません。
「完璧に」とまでは言いませんが、単語や文法といった基礎的な部分は押さえておく必要があります。
ここまで読んで、「どうしよう」と不安に思った方もいるかもしれません。
あまり思い詰めないでくださいね。
私の高校時代の先生は、「今勉強していることの効果が出るのは3ヶ月後」とよくおっしゃていました。
毎日の積み重ねが大事です。
勉強は焦りすぎず、一つ一つ確実にこなしていきましょう。
おすすめの参考書3選
「本屋に行くと参考書の種類が多くて、どれを選べば良いかわからない」
大学受験に向けて勉強するとき、ほぼ全員が思ったことがあるでしょう。
英語を勉強するときは、まず単語と文法 この2つの基礎を抑えましょう。
ここでは、単語と文法の基礎を固めるための参考書をそれぞれ1冊、問題集を1冊
合計3冊の参考書を紹介します。
- 英単語ターゲット1900
見開きで左のページには単語・単語の意味・関連語、右のページには例文が載っているとてもシンプルな単語帳です。大学受験で必要な英単語の数は2000語と言われていますが、この単語帳1冊で1900語をカバーすることができます。大学受験で英単語を覚えるために必要な要素が全てそろっている一冊です。
- Next Stage英文法・語法問題
見開きで左のページには穴埋め・並び替えの問題、右のページには問題の答えと解説が載っています。関係代名詞・仮定法など、分野ごとに章が分けられていて、気になるところを重点的に勉強することができます。また、連語や会話表現も載っていて、この一冊で大学受験の英語文法を網羅できます。
- センター試験過去問研究 英語
「センター試験ってもうすぐ終わるよね?」と思った方がいるかもしれません。確かにもうすぐ廃止されますが、センター試験は高校で習う英単語・英文法を網羅したものになっています。リスニング・穴埋め・長文読解と、出題形式も豊富です。英語は基本的なところを押さえたら高得点が狙えます。自分がどれだけ高校英語を身につけているか確認するときに役立つ問題集です。
大学では英語がほぼ必修
大学受験を乗り越えたら英語から解放されると思っている方がいるかもしれませんが、実際はそうでもありません。
ほとんどの学校では英語は必修科目になっており、学校が定めた点数が取れないと卒業できません。
ここでは私の体験談を交えながら、大学生活と英語の関係について解説します。
クラス分けテスト
「大学の英語って高校より難しそう・・・」と思いがちですが、実際は少し違います。
大学の英語の授業はレベル別にクラス分けをされることがほとんどです。
英語が得意な人・苦手な人が同じ教室で勉強していた高校よりも、大学では授業が受けやすい環境が整っています。
私が通っていた学校の場合、入学して3日後に英語のクラス分けテストがありました。
難易度は、中学3年生から高校1年生が受ける模試ぐらいです。
大学受験を乗り越えた人なら、特に勉強しなくても良い点数を取ることができます。
このテストの結果から、レベル1・レベル2・レベル3と大きく分けられて、その後さらに細かく20人くらいのクラスに振り分けられました。
授業について
授業の内容・使う教科書・成績の評価の仕方は、先生によってかなり異なります。
「同じ大学なのに教科書や成績の評価の仕方も違うの!?」
と驚いた方もいるかもしれません。
私は教科書を全く使わず、Youtubeの動画を教材にする先生のクラスだったのですが、友人は先生が指定した教科書・辞書・問題集が必須で、ひたすら問題を解き続けるクラスでした。
(クラス分けテストでは、2人ともレベル3だったのですが・・・)
また、成績評価の仕方も、テストの点数を重視する先生、とりあえず全ての授業に出席していたら合格点をくれる先生、中には博物館・美術館へ行ったことが証明できる入場券を持ってきたら加点してくれるユニークな先生もいました。
どんな先生・授業になるかは教室に行ってみないとわかりません。
高校との違いに驚いた方も多いでしょう。
ですが、大学の授業は、高校とは比べ物にならないぐらい先生の個性が強く反映されるものなんです。
身構えすぎず、「どんな先生かな?」くらいの軽い気持ちで授業に挑んでください!
必修科目は絶対に落とさないように
「必修科目」と「落とす」という聞きなれない言葉が出てきましたね。
「必修科目」とは、必ず勉強しなければならない科目のことです。
よく挙げられるのは、英語と学部・学科の特徴に合わせた科目です。
私の場合は文学部歴史学科所属だったので、必修科目は英語と日本史・日本美術でした。
自分の学部・学科の勉強内容とは全く関係なくても、英語は必修科目であることがほとんどです。
「落とす」とは、高校で言う「赤点を取る」ということです。
高校だと赤点を取っても、追試で合格や、課題を提出することで進級できます。
しかし、大学ではそうはいきません。
先生によっては、追試や課題では助けてくれないこともあります。
私の学校では、1年生から2年生、2年生から3年生へと進級はできますが、下級生に混じって、もう一度同じ授業を受けなおしになることがほとんどでした。
4年生の卒業までに合格点を取れないと、卒業できません。
毎回授業に出て、課題を提出し、テストで60点以上取れたらほぼ確実に合格点をもらうことができます。
やることは高校とほとんど変わりません!!
必修科目は絶対に落とさないようにしましょう。
大学生活で英語力を伸ばすには
「大学生になったら、苦手な英語を克服したい!」
と考えている方に朗報です!!
大学には英語を克服する機会がとても充実しています。
主な機会は次の3つです。
- 授業で伸ばす
- 課外活動で伸ばす
- 留学で伸ばす
それでは詳しく解説していきます。
授業で伸ばす
大学では必修の英語以外にも英語の授業を受けることができます。
「教養科目」と括られる科目では、自分の学部・学科の専門以外のことを勉強することができます。
例えば、理工学部でも、国際学部の英語の授業を受けることができるということです。
私の学校は文系学部と理系学部の両方がある学校だったので、教養科目は300種類以上ありました。
たくさんある選択肢の中から、自分が興味のある授業を選べばいいのです。
英語力を伸ばしたい方は、英語を扱っている授業を受けてみてはいかがでしょうか?
TOEIC対策重視の授業もあれば、英会話を重視する授業、ライティングが学べる授業など、「英語を扱っている授業」と一言で言っても様々な種類があります。
自分が伸ばしたいところに合わせて授業を選んでみてください!!
課外活動で伸ばす
課外活動とは、主にサークル・部活動とボランティアのことです。
サークル・部活動だと、英会話サークルをよく耳にします。
私の学校の英会話サークルは、サークル内でディベートの練習・英語弁論大会への出場・海外からの観光客向けの観光ガイド を主な活動内容にしています。
みんなで和気あいあいとしながら英語力を伸ばすことができます。
ボランティアだと、学校の留学生寮のサポートや、青年海外協力隊への参加が挙げられます。
海外をより身近に感じることができますし、どんなボランティアをしたかは就職活動の時、話題に出しやすいです。
積極的に人と関わって英語力を伸ばしたい人は、課外活動で伸ばしてみてはいかがでしょうか?
留学で伸ばす
「英語が苦手なのに、いきなり留学はハードルが高い!」
と思った方はもったいないです。
大学は留学しやすい環境がかなり整っています。
- 10日だけでも留学できる
大学生向けの留学プランはとても充実しています。10日ほどの海外研修から1年以上の本格的な留学まで、自分に合った留学を探すことができます。英語が苦手な方でも、10日海外に行ったら刺激になりますし、モチベーションも上がります。気軽に留学してみてください。
- 大学生は休みが長い
大学の春休みと夏休みは高校よりも長いです。私の学校の場合は、春休みが2ヶ月半、夏休みが1ヶ月半ありました。学生はこの長い休みを利用して、バイトに力を入れたり、友達と旅行へ行ったり、自分が興味のあることをより深く勉強したりと、それぞれが充実した時間を過ごしています。この長い休みを使って留学してはいかがでしょうか?
- 奨学金制度が充実している
「留学ってお金がかかるよね」と、このようにお金が心配だから留学しないのはもったいないです。大学生の留学を支援する奨学金を使いましょう。「帰国したらレポートを提出する」、「成績○○以上」といった条件付きであることもありますが、留学ではお金以上の貴重な経験をすることができます。
まとめ
今回は、英語が苦手な方に向けて、大学受験と大学生活について解説しました。
大学受験の方式は大きく分けて以下の3つです。
- AO入試
- 推薦入試
- 一般入試
大学では、英語はほぼ必修です。
クラス分けテストを受けた後、自分のレベルに合った授業を受けることができます。
どんな先生が担当になるかは運次第です。
必修科目は絶対に落とさないようにしましょう。
大学生活で英語力を伸ばす方法は、次の3つです。
- 授業
- 課外活動
- 留学
皆さんの大学生活がより充実したものになりますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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