「スピーキング力を向上させて、英語がペラペラに話せるようになりたい」
そう思っている人は多いでしょう。
日本人は、読み書きはできても、スピーキング力に自信がない人が少なくありません。
これまでの日本の英語教育では、スピーキング力の向上に力を入れてきませんでした。
そのため、多くの日本人は、スピーキング力が弱いのです。
残念ながら、私もその一人なんですけどね(涙)
ここでは、英語のスピーキング力向上にオススメの勉強方法をご紹介したいと思います。
スピーキング力向上の前に
スピーキング力を向上させたいと思う気持ちは分かります。
ですが、まずは、基本的な英語能力をアップさせておく必要があります。
語彙力
英単語を知らなければ、相手が何を話しているのか分かりませんよね。
といっても、難しい単語を覚える必要はありません。
日常英会話で話される単語の8割以上は、中学校で習う単語だと言われています。
なので、中学校で習った単語を勉強しなおすだけで、スピーキング力の向上につながるのです。
時間のある人は、単語帳で勉強してみてください。
わからない単語ばかりだとやる気がなくなるので、知っている単語が6割程度の単語帳するのがオススメです。
英文法の基礎力
スピーキング力なんだから、英文法なんて必要ないと思われがちですが、そんなことはありません。
日本語でも、語順がめちゃくちゃだと意味不明な文章になりますよね?
といっても、こちらも英単語同様に細かい英文法の知識は必要ありません。
単語の並びである語順を覚えましょう。
日本語と英語では、単語の並びが異なるのはご存じですよね。
語順がわかれば、文章のどこが大事なのかが分かりやすくなります。
発音の法則
スピーキング力が弱い日本人の中には、発音に自信がないので話せないという人が少なくありません。
カタカナ英語しか話せないという人も多いですよね。
正しい英語を話していても、発音が悪いばっかりに何も相手に伝わらなかった…というケースが多いため、「英語を話す」というスピーキングを諦めてしまうのです。
英語には、日本語にない音がたくさんあります。
日本語には5つしかない母音が、英語には26個もあります。
日本人には、区別がしにくい子音もたくさんあります。
音と音がつながるリンキングに苦労している人もいるかもしれません。
最終的には慣れの問題かもしれませんが、発音の法則について知っておくことは大切です。
こんな勉強してませんか?
続いて、スピーキング力の向上にはオススメできない勉強法を紹介します。
語彙力・英文法だけ
先ほど、語彙力や英文法の知識が必要であると述べました。
語彙力がなければ言いたいことも言えないですし、英文法が間違っていれば正しく伝わらないかもしれません。
ですが、英単語を覚えるだけ、英文法の勉強をするだけでは、スピーキング力は向上しません。
英語はコミュニケーションツールです。
会話することで、アウトプットしましょう。
聞くだけ
「聞くだけで英会話ができるようになる!」という英語教材を目にしたことはありませんか?
英語を話せるようになり、スピーキング力を向上させるためには、耳が英語に慣れることが大事です。
とはいえ、聞いているだけではスピーキング力の向上は難しいです。
こちらもやはり、アウトプットが必要です。
英語スピーキング力が向上する勉強法とは?
英語と日本語では、語順が違います。
英語のスピーキング力を向上させるためには、このことになれる必要があります。
英語の語順で、相手の言っている英語を理解できるようにならなければなりません。
もちろん、ある程度のリスニング力も必要です。
ここでは、英語のスピーキング力が向上するオススメの勉強法を紹介しましょう。
英語の独り言
日常生活の中で、独り言を英語で言うというものです。
とにかく、思ったことや感じたことを英語で表現してみます。
単純なことで良いので英語で話してみましょう。
わからない単語が出てきたら調べてみましょう。
知らず知らずのうちに語彙力もアップします。
いつでも好きな時にでき、お金がかからないのがオススメポイントです。
文章を作る練習
文章を作る練習と言っても、単なる英作文の勉強とは違います。
頭の中で瞬時に文章を作る練習です。
英作文の勉強で、文章を覚えたりしませんでしたか?
英作文の参考書などで、簡単な文章で練習すると良いでしょう。
スピーキング力の向上のためには、英語で聞かれた質問に対し、英語で返せるようにしなければなりません。
そのために、日本語を英語に訳して返す段階から、条件反射的に英語が出てくるようにするのです。
これを繰り返すことで、「Aと言われたらBと答える」ことができるようになり、スピーキング力が向上します。
パラフレーズ練習
パラフレーズとは「言い換え」のことです。
知っている単語なのに出てこないとか、正しい英語にとらわれて意味不明な英語になってしまった経験のある人はいませんか?
知っている単語を駆使することで、優しい言い方ができたりします。
何か英文を音読していたり、英語の文章を読んだりしている時に、別の言い方や表現がないか考えます。単語の語彙力も増えますし、表現力もアップします。
余談になりますが、筆者は昔、「ずるい英語」という本を勧められました。
この本は、英語を全て中学生レベルの英語に置き換えることで英語が話せるようになるという内容の本ですので、参考になるかと思います。
気になる方は、読んでみてください。
「ずるい英語」
英語日記を口頭で
英語の独り言と文章を作る練習を融合させた練習法で、英語日記を声に出してするというものです。
語彙力を増やす英語の勉強法として、英語日記を書く人もいますが、それを口頭でするのです。
単語や文章表現のレパートリーを増やそうと思っても、自分に関係のない単語やフレーズはなかなか覚えにくいものです。
そこで、英語日記であれば自分自身のことなので体験の中で覚えることができ、忘れにくくなります。
通常の英語日記は書くのですが、話してみましょう。
最初はたどたどしい英語だったとしても、何度も繰り返すことで、バリエーションが増えていくのが実感できると思います。
まとめ
ここまで、英語のスピーキング力の向上に向けた勉強法を紹介してきました。
スピーキング力の向上の前に
- 語彙力
- 英文法の基礎力
- 発音の法則
オススメの勉強法
- 英語の独り言
- 文章を作る練習
- パラフレーズ練習
- 英語日記を口頭で
スピーキングに限らず、英語は一朝一夕に身につくものではありません。
慣れの部分も多いので、挫けず頑張っていきましょう。
応援してますよ。
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