今の時代、日本企業に就職しても、英語力を求められることが増えてきていますよね。
でも、働きながら英語の勉強をする時間は、なかなかとれないもの。スキマ時間をうまく活用して英語を勉強できたら嬉しいですよね。
スキマ時間の英語学習といえば、真っ先に思い浮かぶのが、オンライン英会話です。
でも、いきなりネイティブの先生と話すとなると緊張するという方もいるでしょう。また、通勤電車の中で英会話の授業を受けるわけにもいきません。
そんな時にオススメなのが、英語学習アプリです。アプリ相手なら、緊張することもないし、いつでもどんな時でも英語学習ができます。
今回は、有料のアプリが多い中で、【完全無料】のアプリ3つに絞ってご紹介します。皆さまの英語学習にお役立てください。
オススメ１：英会話リスニング
「英会話リスニング」は、初心者向けリスニング教材です。
英語での会話が比較的ゆっくりしたスピードで流れるので、英会話スクールの授業を受けるのが不安な方は、このアプリで、簡単なリスニングができるかどうか試してみるとよいでしょう。
オンライン英会話を問題なく受けられる中～上級者には、物足りなく感じるかもしれません。ただ、無料アプリにもかかわらず、収録されている会話の量が非常に多岐にわたるため、英語独特の言い回しを音声付きで学ぶには、うってつけの教材です。
音声の会話文以外にも、「ピックアップ」や「豆知識」などのコーナーでマニアックな言い回しが紹介されていたりします。
例えば、ポケモンGOなどのゲームで、「レベルいくつ？」と訊くときは、
”What level are you on？”
と訊くそうです。
海外の人と仲良くなる時に使えそうですね。
ただ、難点としては、やはり英語を読む速度がゆっくりなので、「ナチュラルスピードに慣れたい」といった中～上級者には向きません。
リスニングに自信のない英語初級者か、英語表現を学びたい人向けです。
オススメ２：mikan
「mikan」は最速で単語を覚えられる、とうたっている英単語アプリです。
mikanを始めると、まず「達成したいレベル」を問われます。さらに、毎日の目標学習時間を尋ねられます。リマインダーを設定して、「学習の癖づけ」をはかることもできます。
「達成したい目標」の診断は、思いのほか正確でした。私は、「目的」を「日常会話」、「現在の状況」を「会話が続けられる」、「なりたいレベル」を「流暢に英語が話せる」に設定しました。
すると、「TOEIC800点レベル」というテキストを勧められました。
このテキストが、思いのほか、分かるかわからないか、ギリギリの単語力を問われて、やりがいがありました。
学習が終わると、みかんのキャラクター「むけお」がたくさん褒めてくれるのも、やる気アップにつながります。
お手製の単語帳を使うのと違って、ネイティブが単語を読み上げてくれるので、正しい発音を学ぶこともできます。
難点としては、mikanは「単語以外の英語能力は確立している」人か、逆に「単語が分からな過ぎて英語が全然できない」人を対象としているということです。
「英語能力を総合的に鍛えたい」という人向けではありません。
単語をたくさん勉強すると、「勉強した気分」にはなりますが、英語力アップには必ずしもつながっていないので注意しましょう。
英語力アップには、四技能（読む・書く・聴く・話す）をバランスよく鍛えるのが重要です。
mikanはあくまでもTOEIC対策や、プレゼン直前などに、補助的に利用しましょう。
オススメ３：Duolingo
「Duolingo」は、すべてのレベルの学習者に対応する語学学習アプリです。英語だけでなく、中国語を学ぶこともできます。
Duolingoでも、まず毎日の目標学習時間を設定することになります。1日5分の「カジュアル」から1日20分の「マニアック」まで選べます。この「目標」は、いつでも変更できるので、大丈夫です。
問題を間違えるとHPが減ったり、「賢者」「学者」としての実績を積むと、ゲーム内通貨「ジェム」がもらえたり、ゲーム要素が満載で、楽しく続けられそうです。
ただ、HPは無料版では５つしかありません。HPの回復方法はいくつかありますが、HPを使い切ってしまうと、しばらく学習ができなくなるので、問題への回答は慎重に行いましょう。
内容は、文法・語いの学習（英文翻訳、和文英訳、リスニング、さらに、文を読み上げて発音をチェックされる問題）と、読み物があります。
文法・語いは、最初はごく簡単なものから始まりますが、「レベル1」をクリアするとどんどん先に進めるので、現在の科目が物足りないと思う人は、それぞれ最終段階まで進めず、次の科目へと進んでいくのが効果的です。
また、「ジェム」を使うとサクサク飛び級できるので、有効活用しましょう。
中級者の私は、いきなり「チェックポイント３」に飛び級を試みましたが、弱音（じゃくおん）が聞き取れず、あえなく玉砕しました。
チェックポイントは4までありますが、私は取材中にそこまで達することができませんでした。
そのため、上級者でもやりごたえのあるアプリなのではないかと思います。
読み物は、難易度の設定はないため、私には物足りないレベルでした。しかし、音声付きなので、正しい英語の発音が学べますし、読んでいて面白い物語ばかりです。こちらも併せて利用することをオススメします。
アプリ内のコミュニティーで、世界中の学習者にフォローしたりフォローされたりという関係もできるようです。英語学習は、1人では難しいですが、仲間がいると続けやすいですから、とても良いと思います。
また、仲良くなるだけではなく、ランキング形式で競い合うこともできるようです
個人的には、世界の学習者とランキングを戦わせることが燃えました。私はブロンズランクでは1位になったこともあり、かなりテンションが上がりました。
難点としては、学習の中で「私は人です」「彼女は人間です」など、実際の生活では使わない表現が多用されているため、生きた英会話を覚えたい人には向いていないのではないかと思いました。
また、一応四技能（読む・書く・聴く・話す）をターゲットとしていますが、アプリなので、スピーキングは発音のチェックしかできません。このアプリである程度英語の基礎体力をつけた人は、オンライン英会話などを受講するしかないのではないかと思いました。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事では、以下の無料英語学習アプリを紹介しました。
- 英会話リスニング
- mikan
- Duolingo
英会話リスニングはゆっくり英文が流れるので、初心者のリスニング練習にオススメです。また、英語独特のマニアックな言い回しを学びたい中～上級者にもお勧めです。
mikanは、扱っているのは単語学習のみですが、幅広い層に対応しています。
単語が楽しく覚えられる工夫がなされています。
Duolingoも、幅広い層の学習者に対応しています。無料アプリにもかかわらず、四技能を鍛えられます。こちらは、ゲーム的な要素や、ランキングを取り入れて、英語学習が頑張れる工夫がなされています。
どのアプリも、CMは流れますが、完全無料で学習を進めることができるアプリなので、気軽に英語学習を始めてみたい方にオススメです。
でも、これらのアプリはとっかかりにすぎません。英語がペラペラになりたかったら、勇気を出してスクールに通いましょう。
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皆さまがまず、英語学習へと一歩踏み出すきっかけになればと思います。
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