TOEICで確実に800点がとれる勉強法!【サラリーマン体験談】

今回はTOEICで800点を確実にゲットできる勉強法・オススメの参考書をご紹介します。
私自身、2020年の1月に570点を取得してから勉強を開始し、2021年1月に晴れて830点を取得しました。

点数としては、まだまだですが、いったん、私なりに見つけた最強の参考書と、それに合わせた学習方法をご紹介していきます。
満点は取れなくても、確実に800点を狙える学習方法です。

【この記事はこんなみなさんにオススメです!】

  • ある程度の点数は取れるが、800点の壁が超えられない方
  • 勉強時間があまり確保できない社会人
  • 短期間で確実に結果を出したい方

学習の経緯

私の場合、TOEICの学習を開始してから約1年間で250点ほどアップし、800点以上のスコアを取得することができました。

1年間とは言いつつも、途中で勉強をサボってしまった期間もあります(笑)。
まずは私の1年間の学習経緯をご紹介します。

  • 2020年1月
    会社で英語を多く使う機会も多いことから、TOEICの受験に挑戦。
    特に勉強などはせず、結果は570点。 かなりショックを受ける(笑)。
    そこで、「年内に800点を取る」という目標を設定。
  • 2020年2月
    年内800点取得に向けて、毎日勉強することを決意。
    迎えた2回目の受験の結果は670点
    日々の業務に追われ、次第に年内800点という目標も忘れ始めていく…。
  • 2020年8月
    会社の同期がTOEICで満点を叩き出したと社内で話題になり、当初設定した年内800点という目標をハッと思い出す。
    そこから、一念発起し、再度TOEICの勉強を開始。
  • 2020年10月
    実践形式の模試をとにかく何周もする。
    平日はあまり時間が取れないため、土日で模試1回分を解き、平日の5日間でその問題を復習するという勉強法。
  • 2020年11月
    3回目の受験。
    結果は765点で過去最高ではあるものの目標の800点には届かず…。
    年内の受験は終わってしまう。
  • 2021年1月
    1月10日の受験で830点を取得する。
    年内という目標から10日遅れではあったが、なんとか達成!

重要な3つの柱

私の経験上、TOEICの学習においては意識すべき3つの柱があります。

  • 単語
  • リスニング
  • リーディング

TOEICはリスニングセクション(100問/45分)とリーディングセクション(100問/75分)の計200問/120分で構成されています。
それぞれ495点満点の計990点満点のテストであり、今回の目標は800点を越えることなので、全ての柱をバランスよく強化させていく必要があります。
仮にリスニングが満点でも、リーディングで300点しか取れなければ目標は達成できません。

また、どちらのセクションにも共通する、語彙力の強化に必要なのが「単語」です。
では、それぞれの柱をどう強化していくか、ご説明していきます。

その1:単語

単語(語彙力)はリスニング・リーディングどちらのセクションにも関わる重要な部分です。

800点を取得するためには、テストに出てくる単語の8〜9割程度は理解していることが理想です。
オススメの参考書と具体的な英単語の勉強方法をご紹介していきます。

おすすめの参考書

世間では「金フレ」と呼ばれているTOEICの単語を覚える上では最強の単語帳です。
むしろこれさえあれば、他の単語帳は必要ないくらいです(笑)。
内容は1000語近くのTOEIC頻出単語が、出題傾向の高い順に掲載されています。
600点を目指したければ6割、700点を目指したければ7割と前から順番に自身の目標レベルにあった量を覚えていくという要領です。
金フレでは、日本語訳→英語訳という書き方がされています。

例えば、「とにかく」という日本語が左に書かれており、右に赤字で書かれている「anyway」を答えるという方法です。

実際に使ってみた個人的な感想としては、左の英語を見て、右の赤字の日本語を隠しながら暗記するほうがスコア向上に効果的であると感じました。
リーディングセクションで長文を読み解く時は、英語から日本語に翻訳する力のほうが必要になってくるからです。

TOEICに特化した単語を暗記

TOEICの試験には毎回必ずと言っていいほど出題されている英単語がいくつもあります。
ビジネスシーンで使われる英語力を測る試験ですので、ビジネスに関わる英単語が頻出します。

例えば、「budget(予算)」や、「reimburse(払い戻す)」などはリスニング・リーディングどちらかのセクションには必ずでてくると言っても過言ではありません。

TOEICに特化した頻出単語帳を活用することが、スコアを伸ばす最大の近道であると言えます。
単語を知っていれば知っているほど、音声が聞き取りやすいし、文が読めるのは当然です。
TOEICのスコアだけを伸ばしたいのであれば、日常英語の単語帳や、高校の時使っていた単語帳を掘り返して暗記しなおしても、効率がいいとは言えません。
まずは、TOEICの頻出レベルの高い順から覚えていくことをお勧めします。

すきま時間を有効に活用

私が実際に行っていた具体的な勉強法は非常にシンプルで、

「すきま時間に少しずつ覚える」

ただこれだけです(笑)。
大事なのは、机に向かって黙々と覚えるというより、通勤電車の中や、飲み会前、入浴中など1日の中ですきま時間を少なくとも30分は捻出し、その時間を利用してコツコツと覚えていくということです。

金フレは頻出レベルの高い順で書かれているので、自分に見合ったレベルの単語量を覚えればいいのですが、800点以上を目指しているならば、間違いなく全てを覚えきる必要があると思います。
焦らず、コツコツ頑張りましょう!

音声を使って「聴いて覚える」

英単語を黙々と読んで覚えるだけでは、リーディングセクションでの読解力は付きますが、リスニングでは力を発揮できません。
なので、1つの単語を取っても、「読んで覚える時間」と「聴いて覚える時間」を区別して学習しましょう。

リスニングセクションでは、聴いたことの無い単語や、意味がわからない単語が出てくると、パニックになってしまい、それ以降の音声も聴き取れなくなってしまうという現象が多々発生します。
聴き逃しを防ぐためにも、音声を聴いてなんの単語か?そして意味は何かという学習も忘れず行いましょう。

また、金フレでは音声データを聴くことができます。
abceed」という書籍と連携している英語学習アプリがあり、そこから記載されている英単語全ての音声を聴くことができます。
特に満員電車や、両手が使えない場面でも音声を聴くことだけはできます。

Abceedでは電子版単語帳として、単語全てが載っていますし、クイズ機能もあるので自分がどのくらい単語力が付いてきたのかいつでも確認できます。
何と言ってもスマホ1つあればどこでも単語が覚えることができるということも最大の利点です。

その2:リスニング

リスニングは日本人にとっては比較的高得点を出しやすいセクションです。
直近(2021年1月10日)の平均スコアを見てみても、トータルスコア613.6点のうちリスニングが334.6点、リーディングが278.9点となっています。
つまり、800点以上を出したいなら、このセクションでは430点以上の取得が理想です。

おすすめの参考書

私が使った参考書は、「サラリーマン特急 新形式リスニング」です。
この「サラリーマンシリーズ」は文字の通り、普段仕事をしているサラリーマンのように、時間を有効に使いたい社会人や、すきま時間を活用して効率的に勉強したい人に向けて作られています。
余分な部分を省き、要点を抑えつつ、コンパクトでどこでも学習がしやすいという最強の参考書です。

この参考書も「abceed」というアプリに連携しているので、スマホ一つで音声を聴くだけでなく、問題を解いたり、回答をチェックすることもできます。
私の場合は、この参考書のみで830点を取得しました。

繰り返し何度も解く

まずはじめに大事なのは、参考書を何周も繰り返すということです。
1度解いただけでは、問題を100%理解できていません。
少なくとも3周は同じ問題を繰り返し、音声のスピードや出題傾向に慣れていきましょう。

TOEICはA〜Dの3〜4択の選択肢から回答する方式ですので、何度も繰り返すうちに選択肢が何か分かってしまいますが、問題ありません。
大事なのは、スピードに慣れ、傾向をつかむことです。

本番の1.5倍の速さに慣れる

次に、慣れてきたらスピードを上げて聞き取ってみましょう。
本番より早いスピードで問題を解くことで、本番は驚くほどゆっくり聴き取れます。
個人的にはこの方法が一番高得点取得に有効な手段だと思います。

「abceed」というアプリでは参考書の音声のスピードを0.5〜2倍まで早くすることができます。
だんだんスピードを上げていき1.5倍スピードまでは慣れておくと本番は落ち着いて音声を聴き取ることができます。

聴き取れなかった単語はピックアップして音読

1度問題を解いてみて、聴き取れなかった単語やフレーズをピックアップします。
解説欄には問題文を全文書かれていることが多いので、そこに聴き取れなかった単語や、聴き間違えた単語に下線を引きます。

(例)What type of novels does Mr.Taro write?

今回の例では、「novels(小説)」という単語が聴き取れなかったことと、「write(書く)」を「Right(右)」や「light(ライト)」と聴き間違えた場合、間違えた単語に下線や、マーカーを引いておいて、自分の弱い部分を可視化しておきます。そのあとは、下線部を意識して音声を繰り返し聴いて慣れていきましょう。


シャドーイング

最後におすすめなのがシャドーイングです。
シャドーイングとは音声を聞いて自分も同じスピードで追いかけながら発声するという学習法です。
英文は見ずに、音だけで音声を理解する必要があるのでリスニング力向上にはとても役立つ学習法です。
※シャドーイングのより詳しい学習方法はこちらから↓
まだ間に合う!1ヶ月でTOEICスコアを上げる勉強法!

その3:リーディング

TOEICスコア800点取得にはこのセクションに最も力を入れることをおすすめします。
先ほども述べた通り、TOEICではリスニングに比べ、リーディングの平均スコアは50点近く低いという傾向があります。裏を返せば、やればやるほど伸び代があるセクションですので、リーディングで求められる語彙力や読解力を重点的に伸ばしていきましょう。

おすすめの参考書

私がリーディングの柱強化のためにお勧めしたい参考書が、「精選模試」です。これはTOEICのリーディングセクション5回分が収録されているとてもお得な参考書です。
公式問題集ではないにも関わらず、問題や解説のクオリティは公式問題集に劣らず、実際私が受験した際も精選模試に出てきた問題にかなり似た問題がいくつも出題されました。

実践形式を繰り返す

リーディングのスコアを伸ばす際には、模試などの実践形式で問題を解きましょう。
リーディングは100問を75分で解かなければなりません。800点の壁にぶつかる人の多くは時間内に解ききれず、最後まで読めなかったというところに原因があるようです。

これを解決するには実践形式を繰り返すということに尽きます。
私の場合、精選模試5回分を各6回ずつ計30回の模試を実施しました。
1回目は全て解ききれなくても、何回も繰り返すうちに時間配分のコツをわかってきたり、問題傾向をつかむこともできてきます。

各パート学習で弱点を補う

リーディングセクションはパート5〜7に分かれています。
パート5・6では主に文法や語彙力、パート7では長文読解力が求められます。
800点を目指す場合は、少なくとも350点以上は欲しいところです。
もしその点数に届いていない場合は、「どのパートで足を引っ張っているのか?」、「自分が弱いのはどの部分か?」を分析してみましょう。

私の場合、何度解いても、6割(約300点)までしか届かず、悩んでいました。自分の回答をじっくり見てみると、毎回パート7は8割程度取れているのですが、パート5・6は5割前後。
圧倒的に文法と語彙力が足りないことに気づきました。
そこで、パート5・6を重点的に学習し、弱い部分を克服しました。

知らない単語の自作単語帳を作成

最後におすすめしたいのは、自分の知らない単語だけをピックアップした単語帳の作成です。
私が模試を解いた際、毎回100語ほどわからない単語や熟語が出てきていました。
その単語だけを抜き出して覚えることで、2回目以降はわからない単語のせいで文が読めなくなるということがなくなります。

単語帳の作成って、「いちいちシートに手書きで書くのって面倒じゃない?」と思う方にうってつけなのが、デジタル単語帳です。
私が使用していたのは、「単語帳メーカー」という無料アプリです。
これ、めちゃくちゃ便利です!
スマホでダウンロードして、アプリ内で表示される暗記シートの表に英語、裏に日本語訳を入力するだけです。
作成後は、クイズ形式で1問1答の形で暗記していきます。

もっと効率的に作成したい場合、ウェブ版でも対応しているため、パソコンで打ち込むことも可能なんです!
ウェブ版の場合は、エクセルデータがダウンロードされるので、所定のセルに単語を打ち込んでいくだけです。
これであなただけの単語帳が完成します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回はTOEICで800点以上を目指したい方に向けて、私が実際に行った実体験を元に具体的な勉強法をご紹介しました。

【単語】

  • TOEICに特化した単語を暗記
  • すきま時間を有効に活用
  • 音声を使って「聴いて覚える」

【リスニング】

  • 何度も繰り返し解く
  • 本番の1.5倍の速さで解く
  • 聴き取れなかった単語はピックアップして音読
  • シャドーイング

【リーディング】

  • 実践形式を繰り返す
  • 各パート学習で弱点を補う
  • 知らない単語の自作単語帳を作成

800点以上という壁を越えるために全てに共通するのは、「同じ問題を繰り返し解く」ということです。
むやみやたらと新しい参考書に手を付けず、1冊の参考書を徹底的に頭にたたき込むことでTOEICテストの全体的な時間配分や、出題傾向などの要領が明確に見えてきます。

最後に、1日10分でもいいので「毎日コツコツ」を実践してみましょう。
すきま時間もうまく活用することで、半年後には確実に800点以上のスコアをゲットできること間違いなし!みなさんの800点取得を心から応援しております!

ライター/Takaba

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です