海外で働く方だけでなく、国内でも英語力が求められる機会が増えてきていますよね。
ビジネス英語を身につけるために参考書を使って学習をしている方も多いのではないでしょうか。
その中には
「参考書での学習に飽きてしまった」
「もっと実践の場で使える英語を身につけたい」
と思っている方も多くいるかと思います。
そんな方には海外ドラマを使った学習がオススメです。
海外ドラマであれば、実際にビジネスの場面で使われている英語を学ぶことができますし、いつもの学習の気分転換にもなります。
今回、この記事ではビジネス英語学習向けの海外ドラマを選ぶ際の注意点とオススメドラマを5つご紹介します。
【ビジネス英語学習向け】海外ドラマを選ぶ際の注意点
1.会話量に注意
ビジネスに関する海外ドラマの中にはアクションやカーチェイスが中心の作品もあります。
もちろんそういった作品は迫力があって非常に楽しめるのですが、ビジネス英語を学ぶならアクションよりも会話が多いほうが勉強になりますよね。
レビューなどをチェックすると話の展開や構成を知ることができるので、そこでアクションの有無などを把握して会話量が多い作品を選ぶようにしましょう。
2.ジャンルに注意
仕事には職種や働き方が非常にたくさんありますよね。
ビジネス英語もIT業界や政界、接客、医療、法廷などなど・・・
業界や職種によって使われる用語は多岐にわたります。
学びたい英語の業界がハッキリしている方はその業界を扱った海外ドラマを選ぶようにしましょう。
業界がはっきりと決められない方はIT企業などの「サラリーマン」を扱った作品を選ぶことをオススメします。
サラリーマンを扱った作品はビジネスの基本的な部分を描いていることが多いので王道のビジネス英語を身につけることができますよ。
3.発話スピードに注意
ビジネス英語は仕事の場面を描くのでテキパキとした会話で展開されるものが多く、発話スピードが速い作品が多いです。
そのため、英語学習初心者の方は視聴前に予告編でスピードの確認をしておくことをオススメします。
そうすれば、見始めてから「全く理解できない」といった作品と自分のレベルとのミスマッチを防ぐことができます。
ビジネス英語オススメドラマ5選
スーツ
ニューヨーク・マンハッタンを舞台に、弁護士と記憶力抜群で天才的な頭脳を持つ青年がタッグを組み、数々の訴訟に挑むリーガルドラマです。スピーディなセリフと難解な訴訟を鮮やかに勝ち取る姿はスタイリッシュで爽快です。
話数:125話(8シーズン)
所要時間:40分強/1話
オススメポイント
- 登場人物の発音がはっきりしていて聞き取りやすい
- フォーマルな英語表現が多い
- 会話のテンポが良く、ネイティブの会話スピードに触れられる
法廷ドラマではありますが、企業からの訴訟依頼などビジネスで使う表現が多用されていて、職場で会話をするシーンも多いのでビジネス英語を学ぶにはピッタリの作品です。
エンパイア 成功の代償
大手レコード会社エンパイアのCEOの座を家族で争う、音楽業界の裏側と華麗なる一族の愛憎を描いたジェットコースターサスペンスドラマです。社会問題も盛り込まれており、音楽は人気プロデューサーであるティンバラントが手掛け、有名なアーティストもゲストとして数多く出演した話題作です。
話数:102話(6シーズン)
所要時間:44分/1話
オススメポイント
- 話のテンポがよく、飽きずに見続けられる
- 音楽シーンが多いため楽しみながら観ることができる
- レコード会社の話のためビジネス英語はもちろん、音楽関連の用語も学べる
ホワイトカラー
イケメンで天才の犯罪者ニール・キャフリーは恋人のために脱獄を果たしますが、すぐにFBIに捕まってしまいます。ニールはそこで自由を与えられるかわりに捜査に協力することとなります。ニールがFBIの捜査官ピーターと協力し、自身の経歴を生かした助言やテクニックを駆使してニューヨークに蔓延する知的犯罪を解決していくドラマです。
話数:81話(6シーズン)
所要時間:43分/1話
オススメポイント
- 登場人物の発音がはっきりしていて聞き取りやすい
- 話のテンポがよく、飽きずに観ることができる
- 会話量が多く、ビジネス英語をしっかり学べる
ハウス・オブ・カード
政界を舞台にした駆け引きや策略が中心のドラマです。米国大統領の座を手に入れてワシントンD.C.を征服するため、手段を選ばず突き進むフランク・アンダーウッドとその妻クレア。ある時は忠実なる腹心、またある時は冷徹な報復の鬼と2つの顔を巧みに使い分け、夫妻は陰謀の限りを尽くして政界という権力の階段を昇り詰めていく。2016年の大統領選でも注目を集めたアメリカ政治の裏側を、スリリングでドラマチックに描いた海外ドラマとなっています。
話数:73話(6シーズン)
所要時間:50分/1話
オススメポイント
- ビジネス英語はもちろん、政治に関する用語に触れられる
- 相手の心をつかむような話し方や訴えかけ方を学べる
この作品はドラマシリーズ監督賞などエミー賞7部門、クレア役のロビン・ライト、フランク役のケヴィン・スペイシーがそれぞれゴールデングローブ賞主演女優賞、主演男優賞を受賞したヒット作です。映画並みの重厚感で進んでいくストーリーは必見です。
シリコンバレー
シリコンバレーのとあるスタートアップの立ち上げを描いたコメディドラマです。新興ハイテク会社と、その会社を儲かる大企業に押し上げようとするオタクな若者たちのクレイジーな世界が描かれています。IT業界や技術に詳しくない方でも若者たちが成功するために奮闘する青春ドラマとして十分楽しむことができます。
また、毎回異なるエンディング曲が使われていて気分を盛り上げてくれるので、笑いながら楽しく学習したい方にオススメの作品です。
話数:53話(6シーズン)
所要時間:30分/1話
オススメポイント
- 仕事を効率化するための方法やビジネスの法則の解説もありビジネスの勉強にもなる
- 経営に関する語彙が非常に多い
- 買収や出資などで数千万ドル単位の数字が頻出するため、事業に関する数字に慣れることができる
人種差別的なジョークも出てきますが、使うためではなく、意図せず差別的なことを言ってしまわないための参考として知っておくことも大切だと思いますので、ぜひこのドラマからビジネスだけでなく人種差別についても学んでいただければと思います。
また、この作品は世界中で有名なので、海外のビジネスマンとの話のきっかけにもなりますよ。
まとめ
この記事では、ビジネス英語学習向け海外ドラマを選ぶ際の注意点とオススメドラマを5つご紹介しました。
注意点
- 会話量(アクションシーンが多すぎないか)
- 身につけたいビジネス英語と作品のジャンルが合っているか
- 自分のレベルに合った発話スピードか
オススメドラマ
海外ドラマであれば、実際に英語が使われている場面を観ながら、楽しく学習できます。
今回ご紹介した作品を参考に、ビジネス英語を楽しく身につけていきましょう。
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