海外で働きたい方にCo-opプログラムをおすすめする理由

海外で働きながら、英語力を伸ばすにはワーキングホリデービザ(通称ワーホリ)しかないと思っていませんか?

実はカナダにはCo-opプログラムと呼ばれる特別な制度があります。

  • 将来海外に移住したいと思っている方
  • ワーホリよりもっと切磋琢磨できる環境で英語力を伸ばしたい方
  • 帰国後の就職活動に生かしたい方

などにもってこいのプログラムです。

今回はそのメリットや、新型コロナウイルスによる現状も含めてご説明いたします!

Co-opプログラム

Co-opプログラムとは

Co-opプログラムとは、学校に通いながら、その学校が提携している会社に有給のインターンを受けられるプログラムのことです。

この制度は、専門学校・短大のコースの中にインターンシップが組み込まれている場合に受けることができる、いわば「働くことができる学生ビザ」です。

ワーホリなどは年齢制限や取得回数に制限がありますが、Co-opに制限は特にありません。

カナダの移民局から発行されたCo-opカレッジからの入学許可証があれば誰でも受けることができます。

  Co-opビザ ワーホリビザ
実施国 カナダのみ 26カ国(オーストラリア、イギリスなど)
年齢制限 なし 18歳〜31歳
期間 最短 6 ヶ月から 2 年程度 1年間
(国によっては延長制度あり)
取得回数 制限なし 1カ国1回まで
語学学校
入学義務
あり なし(自由)
労働可能時間
(アルバイト)
40時間/週 無制限
費用

割高(入学費用が含まれているため)

割安



Co-opプログラムのコース

Co-opは、いわば「海外の職業訓練所」のようなものなので、コースによって職業や働く場所が変わってきます。

「自分がカナダに行って何がしたいのか?」、「どんな仕事に就きたいのか?」を考えて、自分にあったコースを選びましょう。

また、学校によってコースの種類や、受講期間も様々です。

大体、どこにでもある主要コースを3つピックアップしてみました。

コース

概要
カスタマーサービス
  • 主にホテルやレストランで働く際の実践的な接客スキルが身につく。
  • 比較的どのカレッジにもある。
  • ビジネス英語の基本が学べて、どの分野でも役に立つため、汎用性の高いコース。

ホスピタリティー

(ヘルスケア)

  • 医療現場で働きたいという方にオススメのコース。
  • カレッジによってはコース受講の条件として、日本での職務経験や、資格の有無などが問われることが多い。
ビジネス
  • さらにビジネスに特化した英語が学べる。
  • 契約書の作成や、プレゼンのスキル、その他事務的な力など。
  • 受講前に高い英語レベルが必要とされる。

 

 

おすすめはカスタマーサービス

個人的におすすめのコースは、カスタマーサービスです。

卒業後の就職活動でも、比較的幅が効くので、将来明確な職業が決まっていない方などは、まずは、カスタマーサービスを選ぶことをお勧めします。

このコースで身につけられる対人スキルや、ビジネス英語はどの分野でも役立つでしょう。

一方で、貿易関係などは海外でも人材の需要が高く、卒業後も即戦力として海外企業に雇ってもらえるチャンスもあります。

しかし、入学時に高い英語力が求められ、座学も実技(インターン)も日本人にとってはかなり上級レベルですので、途中で挫折してしまう人も多くいるようです。

まずは自分がどの分野なら続けられそうか、自分の英語力も鑑みてコースを選んでいきましょう!

メリット

就職&転職活動に有利

Co-opの課程を修了すると、CertificateDiplomaと呼ばれる卒業証明書を発行してくれる学校がほとんどです。

この卒業証明書は現地就職の際や、移住の際にとても役に立ちます

また、日本に帰国し、就職活動をする際もこの資格は履歴書に書くことができ、英語を使う仕事や、外国を相手にした企業では優遇してくれることもあるそうです。

現地企業で働けるチャンス

Co-opが提携しているインターン先の企業は現地法人が多いので、より実践的な環境で英語を使いながら働くことができます。

ワーホリ取得者の中には、日本食レストラン(通称ジャパレス)でしか雇ってもらえない人も多いようです。

せっかく海外に行ったはいいものの、バイト仲間はほとんど日本人で会話も日本語…というケースも多く耳にします。

ワーホリの印象の違い

私の友人が以前1年間のワーホリを取得し、帰国後日本で就職活動をした時の話です。

彼は面接で、ワーホリの経験を話したそうなのですが、会社側からは、「ワーホリってどうせ遊んでただけなんじゃないの?」と言われたそうです。

会社によっては、ワーホリにあまり良い印象を持っていないところもあるのが事実です。

そういった点ではCo-opは正式な認定書や証明書がもらえるので、就職活動にも役立てます!

コロナ禍における現状(11月から学校外再開)

2020年12月20日現在、カナダの移民局からは正式に学生ビザ取得者の渡航が再開されました。

詳しい情報はカナダ移民局ホームページより確認できます。
渡航後は2週間の自主隔離で、その間はオンラインでの受講が可能です。

対面授業を再開したカレッジも多く、自主隔離後は新型コロナウイルス感染予防対策を取った上で、対面授業への参加が可能とのことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

海外留学や、海外で働いてみたい人にとっての手段はワーホリだけではありません

自分の将来のビジョンや、目標から逆算して何が一番最適なビザになるのか考えることがとても重要です。

中でもCo-opプログラムは

「勉強しながら働く」

というまさに文武両道を実現した素晴らしいプログラムです。

新型コロナウイルスが収束したらすぐに出発できるように、今準備しておくことをおすすめします!

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